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うつ病は、脳の神経伝達物質セロトニンが不足したり、その伝達の不具合によって起こるとされています。

セロトニンというのは「幸せホルモン」とも言われていて、人を穏やかな気持ちにさせてくれたり、じんわりとした満足感を与えてくれる化学物質です。

だから、セロトニンさえタップリ放出されていれば、お金がなくても、リストラされても、嫁とケンカばかりでも幸せでいられるのです。(嘘です)

面白いことに猿の世界ではボス猿になるとセロトニンの分泌が増大するそうです。逆にボスの地位を追われるとセロトニンのレベルが急に下がるのだとか。

おそらく人間の世界でも同じような感じだと思われますが、「出世うつ」という言葉もあるように出世して元気を無くす人もいますから、猿ほど単純にはいかないのでしょう。

ともかく、おっちゃんも経験がありますが、ウツになっている時のあの何とも言えない無気力感や虚無感を脱するにはセロトニンの分泌を回復させるしかないわけです。

セロトニンが枯渇する原因

そもそもなぜセロトニン不足が生じるのでしょうか?

キーワードは「リズム」です。

セロトニンは1秒間に2拍ぐらいのリズムに反応して、よく分泌されると言われています。

ですから、セロトニンが分泌されるためにはリズムが必要なのです。

ところが、絶え間ないストレスを感じていたり、ショックな出来事があると、体内リズムも生活リズムも大きく崩れてしまいます。

呼吸も急に速くなったり、心臓も急にバクバクしたり、食事や排便もいつも通りではなくなります。

感情的にはストレスを感じていなくても、不規則な生活が続いていると、間違いなく生体リズムは狂っていきます。

このようなリズムの乱れによってセロトニンが分泌されにくくなり、やがては気持ちも落ち込んでうつ病になっていくというわけです。

うつ病の回復はリズムを取り戻すことから

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リズムの不調からうつ病になってしまったのなら、回復するためには逆のことをすれば良いわけです。

つまり、自分の体に正しいリズムをつけてあげることです。

そこで以下のような方法でリズムコントロールを行って、セロトニンの分泌を助けてあげましょう。

セロトニンを増やすことは、うつ病の改善だけでなく、毎日ハッピーな気持ちで過ごすのに役立ちます。ボスになりたい人にも。

ウツになりやすいかどうかにかかわらず、毎日の習慣にしておくと良さそうです。

有酸素運動

ウォーキング、サイクリング、ジョギング、水泳、エアロビクス、ラジオ体操など一定のリズムを刻むような運動はセロトニンの分泌を増加させます。また、血行が良くなり、脳への血流が多くなることもうつ病の改善に役立ちます。1秒2拍を意識して早すぎず遅すぎないテンポで続けましょう。

呼吸法

呼吸も一定のリズムに従って行なわれていますが、ウツの時は呼吸が浅くなっていたり、乱れている場合が多いようです。そこで、少しの時間でも意識して深くゆっくりと呼吸するようにしてみましょう。これを行なうだけでも気持ちを落ち着ける効果があり、不眠対策にも役立ちます。Youtubeにもいろいろな呼吸法の動画がありますから参考にすることもできます。

歌や楽器の演奏

体にリズムを伝えるという点では、歌を歌ったり、楽器を演奏することは楽しみながらできるのでおすすめです。カラオケに行ってもいいですし、車内で鼻歌を歌ってもいいでしょう。できれば、口や手を動かしたほうが効果がありますが、それもきついときは好きな音楽を聴くだけでもいいと思います。

セロトニンを増やす他の方法

体にリズムをつくること以外にも以下のような方法でセロトニンが分泌されやすくなります。

日光浴

太陽光を浴びることでセロトニンの分泌は活発になります。なかなか外に出られない場合は、2200~3500ルクスの人工的な光を浴びるのも効果があるようです。

セロトニンの材料補給を忘れずに

どんなに正しいリズムを刻んでも、セロトニンをつくる材料そのものが不足していると、セロトニンは増えません。トリプトファンを始め、その他の必須アミノ酸、ビタミンB群、カルシウム、マグネシウムなどのセロトニンの元となる栄養素もしっかり補給しましょう。