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「薬」と聞いてどんなことをイメージしますか?

(あっ!違法なものは除きます)

「副作用」「薬漬け」

などの、かなりネガティブなキーワードが頭に浮かぶ人も少なくないかも知れません。

おっちゃんも少し前までは、病院で処方される薬に対して、ずいぶん否定的な考えを持っていました。

いろんな健康本をかじった影響なのか、
「薬は症状を抑えるだけで病気を治すものではないから無意味」
「薬は自己治癒力を低下させる」
「薬は人を依存させるから有害」
といった信念がいつの間にか出来上がっていたのです。

当時は「自然療法こそが最強」という考えに凝り固まっていましたから、病院や医師に対しても強い不信感を抱いていました。

しかし、実際のところ自分が本当につらい症状に悩まされていたときに救われたのは、適切な薬が処方されたからでした。

病院の薬の光と闇

確かに薬は一時的に症状を抑えるだけで、病気を根本的に癒すものではありません。

慢性病もインフルエンザなどの感染症も、どんな病気であれ最終的に身体の回復は、私たちに本来備わっている自己治癒力によってもたらされます。

だからといって薬の使用が無意味かというと、決してそのようなことはないと思います。

痛みや苦しみが一時的にでも軽減されることで、気持ちの面でも余裕が生まれます。

特に慢性的な病気の場合には、根本から治すために長い期間をかけて食事や生活習慣を改善していかなくてはなりません。

それは時として、苦行のような厳しい戦いになることがあります。

そうした時に全く薬を使わずにひたすら戦い続けるのは、精神的にも肉体的にもかなりきついことでしょう。

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分かりやすい例を出すと、アトピー性皮膚炎で痒くてたまらない状況、慢性的な便秘でお腹が張って苦しい状態などがあります。

これらの症状は、ステロイド薬や下剤・浣腸薬を使えば短期間で楽になれます。

薬の副作用を恐れるあまり、症状に悩まされながら長い期間を憂鬱に過ごし、疲れ果ててしまうよりは、無理をせずに薬を使っていいのではないかと思います。

恐いのは、薬ではありません。

薬に頼りきることが問題なのです。

忘れていけないのは、ステロイドや便秘薬によって症状が和らいでも、病気の根本的な部分は何ら治っていないということです。

ですから、そのままの生活を続けていれば、症状は出なくても病気は悪化に向かいます。

病気が悪化していくので、薬の量を増やさないと症状を抑えきれなくなります。また薬を長期に使い続けることで、体の別の部位に不調が現れはじめます。

こうして薬のダークな面が一気に強くなります。

処方される薬の量と種類がどんどん増えていき、薬漬けになってしまいます。肝臓や他の臓器も疲弊しきって、さらなる重病へとつながっていきます。

全ては薬に頼りきって、病気の根本原因である生活習慣を何も変えなかったことが間違いだったのです。

薬との上手な付き合い方

薬は、病気に対しては一時的で短期的な対策でしかありません。

ですから、それだけで対処しようとするのではなく、必ず長期的な対策を同時に行なうことが必要です。

長期的な対策としては、やはり食事や生活習慣の改善が中心になります。

短期的な対策だけに頼ると害となりますし、長期的な対策だけを行なおうとするとつらくてなかなか続きません。

車の両輪のように、両方をバランスよく活用することで、着実に健康に向かって歩みを進めていけるのだと思います。