以前に自然界のエネルギーと人の健康の関係についてお話しましたが、現代のような生活様式では意識していないと自然との関わりがどんどん薄くなってしまいます。

そのことが子どもたちの健康面にも大きく影響を与えているようです。

太陽のエネルギーが不足することで、いま乳幼児に急増しているのが「くる病」です。

これは足の骨がやわらかくなってしまい、足が曲がってしまう病気です。ひどくなると歩行困難にまでなるようです。

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実際の様子はNHKのサイトで公開されています。

www.nhk.or.jp

上のサイトでも指摘されているように、「くる病」の原因はビタミンDの不足です。

ビタミンDはカルシウムの吸収に深く関係している栄養素で、これが不足することで足の骨の成長に異常が起きてしまうのです。

ビタミンD不足の原因としては、母乳に含まれるビタミンDの量が少ないことや離乳食のメニューの偏りなどが挙げられています。

しかし、アメリカの小児科医であるスーザン・マーケルさんによれば、母乳のビタミンDは量が少なくても赤ちゃんにとって消費されやすいかたちなので、本来は十分に足りるはずなのだそうです。

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それに、完全母乳で育つ赤ちゃんは昔からいたわけですから、近年になって「くる病」が増加しているのは他に理由がありそうです。

やはり一番の問題は日光にあたる機会が少ないことにあるようです。

というのも、人体には日光にあたることで体内にビタミンDをつくりだすしくみが備わっているからです。

ですから、「火」のエネルギーである太陽エネルギーをきちんと吸収していれば、ビタミンDは体内に十分に蓄積されていきます。

子どものくる病が増加していることは、太陽の光を恐れて避ける人が増えていることを示しているのかもしれません。

確かに太陽の紫外線は長時間浴びると有害です。

なので赤ちゃんの日光浴は1回10~20分程度の短時間にとどめる必要があります。

その程度の日光浴を週に2~3回行なえば、体内に十分のビタミンDが蓄積されますから、日照の少ない季節でも不足せずに済みます。

ビタミンDは骨を強くし、免疫力を高めますから、子どもだけでなく大人にとっても大切な栄養素です。

ビタミンDの欠乏は、動脈硬化・高血圧・糖尿病・感染症・悪性腫瘍などの生活習慣病の危険因子となります。

天気のいい日は家族みんなで太陽エネルギーを十分に体内に取り込みましょう。