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あなたは車の運転をされますか?

運転をする時は一点集中派でしょうか、それともキョロキョロ派でしょうか?

おっちゃんはキョロキョロ派で、嫁は一点集中派です。

その嫁が、この間やらかしてくれました。

車のバンバン通る三車線の国道で堂々と信号無視をしたのです。

ビッビッー!ビッビッー!と大きなクラクション。

あやうく追突されるところでした。

なぜこんなデンジャラスなカーアクションになってしまったのでしょうか?

嫁は走り慣れない道を、ひたすらほぼ一点だけを見て運転していました。

そして、次の信号を左に曲がらなければという時に、その左に曲がることだけに集中し過ぎて、信号や他の車への注意がおろそかになっていたのです。

人は一つのものに集中しながら同時に他のものを見ることはできません。

ですから車を運転する際にはあちこちに気をくばるというのが、安全運転につながります。

もちろん、おっちゃんみたいに脇見運転で飲食店の看板や景色ばかりキョロキョロ見るのは問題ですが。

要は、広い範囲をバランスよく見る視点が大切だということです。

これは治療法、健康法についても、同じことが言えると思います。

見えなくなることの危険

様々な治療や健康法があり、また時代と共に流行りのものも移り変わっていきます。

ちなみに健康本としては、最近では糖質制限関連のものが売れているようです。

そのような治療や健康法をあれこれ試してみるのは構いませんが、ひとつのものを絶対のものと考えて、そればかりに偏ってしまうことはとても危険なことです。

たとえそれがどんなに完璧で最強のものと思えたにしてもです。

その偏った考えや生活は、かえって病気や体調を悪化させてしまうことがあります。

健康のために何十年も玄米菜食を続けてきた人が、ガンで亡くなるという笑えない話しは珍しいものではありません。

ひとつのやり方を完全視することで、自分の体調について客観的に見れなくなったり、周りの意見が聞けなくなるためにこうしたことが起きるのです。

これを心理学用語ではスコトーマと言います。

スコトーマとは心理的な盲点のことで、私たちは誰でも自分の固定観念というものをもっており、だからこそ固定概念の外にあるものは全て盲点となります。

しかしバランスのとれた考え方ができれば、周囲で起きていることや他人の意見に耳を傾けることができ、盲点も盲点ではなくなります。

逆に考えの面でガチガチに偏ってしまうと、盲点が外れることはなく、アクシデントが起きるまで気づけないということが起きるのです。

全ての人にどんな時でも効果のある治療や健康法などは存在しません。

なぜなら人は、それぞれ生まれもった体質も生活スタイルも様々に異なるからです。

同じ人でも年齢や体質の変化によって、その時々に合った健康法というのがあります。年齢別の健康法に関する記事はこちら

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食養法でも、玄米さえ食べていれば良いとか、野菜ジュースさえ飲んでいれば良いということはありえないのです。

小さい子どもや胃腸の弱い人の場合は、無理して消化の悪い玄米を食べるよりは、白米とリブレフラワーを併用するほうがずっと体に合っている場合があります。

またアルカリ性食品が体に良いからとそればかり食べ過ぎると、今度は過食による害が及びます。

ですから自分で健康への道を歩もうとする場合、ひとつに偏るのではなくバランスのとれた視点を持つということが、とても大切になってくるのです。

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では、どうすればバランスのとれた考え方をもてるでしょうか?

バランスをとる3つの方法

バランスよく健康道を歩むには、次の3点が重要だと思います。

1.まず全体像を知ること

どんな分野でも情報を集めて学ぶ際には、まず全体像を知ることを意識しなければ、見方も偏ってしまいがちです。

ひとつの方法について知識を得たなら、それとは全く正反対の方法についても学びましょう。

一人の専門家の書いた本だけでなく、様々な専門家の意見も知るようにしましょう。

ガンというテーマでも、「放置したほうがよい」という専門家もいれば、「放置などとんでもない」という多くの反対意見もあります。

自分が同意できるかどうかの判断はひとまず置いといて、まずは幅広く知識を得て全体像をつかむことが必要です。

2.素直な心でまわりから学ぶこと

素直な心や謙虚な心でいるよう意識するなら、自分の体が発する声や他人の意見に耳を傾けることができます。

確かに一つのことに信念をもって取り組むために思い込みも大切ですが、同時に状況に応じて方針を柔軟に修正することも大切です。

そのためにも自分のやり方や考えに固執しすぎていないか、他人の意見に耳を塞いでいないかどうか、もっと悪いことに特定の治療法や健康法を敵視さえしていないか、時々振り返ってみましょう。

3.気持ちをゆるめること

健康法を頑張って実践することはいいことですが、必死になり過ぎて余裕がなくなると、視野もどんどん狭くなっていくことがあります。

つまり必死な気持ちになるほど、考え方も偏りやすくなるということです。特に症状が重いときほど危機感があるので、必死になりがちかもしれません。

しかし、余裕が無くなってしまうと考えが偏ることの害だけではなく、リラックスできなくてストレスがたまるので余計に健康によくありません。

過剰なストレスが生まれるぐらいなら最初からやらないほうが良いわけです。

気持ちを少しゆるめて、失敗することや思い通りの結果にならないこともあらかじめ見込んで、ゆっくり実践していきましょう。

完璧にやることよりも、どうすれば楽しんでやれるかということにフォーカスしていきましょう。