某うどんチェーン店のかき揚げが大好きです。

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正確にいえば大好きでした・・

  あのボリューム、サクサク感、出汁とうどんに混じりあったときのトロッとした食感と甘み。

 こんなに大好きだった、かき揚げ子さんとお別れする日が来るとは夢にも思いませんでした。

暴れん坊のお腹

その日もいつものように、丸まった亀のように安定感のあるうどん店で、かけうどんとかき揚げとワサビいなりを注文しました。

この最強と思える組み合わせが定着してから、もうどれくらい経つでしょうか。 よく飽きないものだと思います。

 セルフでネギもたっぷりかけて、この値段でこの満足感。

 本当に「一生離さないよ」と、嫁にも言ったことのないセリフを言いたくなりました。

 

その日も、かき揚げがトロトロに分解して溶け込んだ出汁のほとんどを飲み干して、満足感たっぷりで店を出ました。

 それから15分ぐらい車を走らせたでしょうか。

 腹部に何となく軽い痛みを感じはじめました。

  「少し油がもたれかな。」

そんなことを思いながら運転しているうちに痛みがドンドン増してきて、気分が悪くなってきたのです。

 「もしかしてアナフィラキシー?」

 確かにうどん麺は小麦で作られています。

おっちゃんは特殊な小麦アレルギーをもっており、あんパンを食べてアナフィラキシーショックを起こしたことがあります。

 小麦が要注意食材であることは間違いありません。

 しかし、おっちゃんのアレルギーは食物依存運動誘導性アナフィラキシーを起こす特殊なものです。 このタイプのアレルギーでは原因食材を食べても、「運動」しなければ反応は出ません。

 この時は「運動」と言えるほど体を動かしたわけではないですし、特徴的な症状である蕁麻疹や血圧の低下、息苦しさも起きてないようです。

 とにかくすぐに近くのコンビニの駐車場に緊急停止し、座席シートを倒して休むことしました。

 すると、今度はお腹のあたりがバクバクしだすではありませんか。

ちょうど緊張したときに心臓がバクバクすることがありますが、そんな感じでみぞおちあたりがバクバクし始めたのです。

その激しさは、まさに「暴れている」という表現がピッタリの尋常ではないものでした。

怖くなって救急車を呼ぼうかとも考えましたが、迷いながらももう少し様子を見ることにしました。

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 30分ぐらい運転席で横になってジッとしていると、バクバクもだいぶんおさまり、気分の悪さも回復していきました。

 結局、このときは胃腸の調子が悪かったんだろういうことで、病院にも行かずに済ませました。

甘い尿

お腹バクバク事件を境として、体にある変調が起きはじめました。

アルコールを飲んで油こい物を食べた翌日に、腹部の痛みや食欲不振を感じることが多くなったのです。

 その程度も段々ひどくなり、ついには丸一日何も食べれないという日もでてきました。

 それでなるべくアルコールを控えようと努力しましたが、元々好きなほうですから、そう簡単なことではありません。

 そういうわけで「またちょっと飲み過ぎたかな」と後悔したある日の寝る前のことです。

 

トイレで用を足していていると、何とも言えない甘~い臭いがトイレ中にただよってきたのです。

 すぐにその臭いが自分の尿から発せられているものだ、ということに気づきました。

ここにきてやっと問題を深刻にとらえるようになってきました。

 

尿が甘い→甘いは砂糖→砂糖は糖分→糖分の含まれた尿→糖尿?!

 

 レベルの低い連想ゲームのように、「やっと気づいた?」という感じのおっちゃんの直観力が、自らの体が糖尿病におかされている可能性を示し始めました。

 

そうか、オレは糖尿病になりつつあるのかもしれない・・

 この数ヶ月間の体の不調もそれで説明がつくのでは?

 おっちゃんの目が、点と点がつながったときの金田一少年のように光りました。

自分は糖尿病になっているのではないか?

 そんなことを疑いはじめてからというもの、俄然情報を集め始めました。(それより早く病院に行けという話ですが・・)

 すると、当初は糖尿病だと考えていた推理の先に思わね意外な人物、いや、病名が浮かび上がってきました。

 

それが慢性膵炎と呼ばれる病気だったのです。(つづく)