自分の命は長くないと思い込み、身辺整理さえ始めていたおっちゃんです。

それにも関わらず、情けないことに恐怖心から病院に行くのを渋っていました。

こんなどうかしているおっちゃんに、ついに家族がキレました・・・

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こうして、ビクビクしながら病院で検査を受けることになったのです。

安心と疑問

1件目の病院では、症状の必死な訴えにも関わらず、結局は一般的な血液検査と胃カメラのみで終わりました。

医師からは「精神的なもの」という一言で済まされ、睡眠薬と抗うつ効果のある薬を処方されました。

2件目の病院では、膵臓関連の項目を追加した血液検査とエコー検査を受けました。

「これなら異常が出るだろう。」と確信していましたが、おっちゃんの予想は見事に外れました。

「何も問題ないですね。」と、胃薬が処方されました。

こうして、2つの病院で幾つかの検査を受けることで安心できたのは確かです。

グーグル病にかかって「自分は重病人だ」と思い込んでいましたから、医師から「問題ない」と言われて一時的に悩みから解放されました。

しかし、「本当に問題がないのか?」という疑問は消え去ることはありませんでした。

揚げ物を食べてお腹がバクバクなり、アルコールを飲むたびに甘い臭いの尿が出たり、腹部の痛みを感じたりしたのは確かです。

あれは何の問題もなかったということでよいのでしょうか?

若干病んでいるかもしれない精神が回復すれば、普通に健康に暮らしていけるのでしょうか?

さらなる症状の悪化

病院での検査を受けて「何の問題もない」ということになったおっちゃんは、処方された胃薬を飲みながら、食事の量を増やしていきました。

すると、ますます体調を崩し始めたのです。

魚の唐揚げ、高菜の油炒め、シュークリームなど、ほんの少し脂質の多いものを食べただけで、下痢をしたり、腹部にガスがたまって腹鳴がしたりと、消化不良を起こすようになったのです。

胃もたれも頻繁に起きるようになり、食欲もなくなり、体重が回復しないどころか、さらに1Kg近く減っていきました。

やがて少し歩くとヒィーヒィー言うほど体力もなくなり、精神状態にも全く余裕がなくなってしまいました。

「いよいよ精神病になった」と思って、今度は心療内科へと向かいました。

心療内科では抗うつ剤と精神安定剤をもらい、それを服用しながらとりあえず食事に気をつけながら過ごすようにしました。

西洋医学の致命的欠陥

胃薬と心療内科の薬を数ヶ月飲み続けましたが、一向に体重が戻らないどころか、体はフラフラで精神的にも最悪な日々が続きました。

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もちろん禁酒は続けましたが、何より普通にご飯を食べられないのが、かなり辛いことでした。

「このままで良くなるのか?本当にメンタルだけが問題なのか?」

そんな疑問を抱えたままのある日、図書館で読んでいた一冊の本によって全ての答えが与えられた気がしました。

その本には「未病」という概念、そして西洋医学と東洋医学の違いについてかなり分かりやすく書かれていました。

現代では、通常の医療とは西洋医学の医療のことを指し、大抵は「病院に行く」ということは、西洋医学による診察や治療を受けることを意味します。

ところが読んでいた本によれば、西洋医学では「慢性病は治せない」とはっきり書かれているではありませんか。

なぜなら、西洋医学は「見える」ところにフォーカスするものだからです。

「見える」ところ、つまり外傷や腫瘍や数値の異常などを見つけて、それを手術や薬で除いたり、他のものと交換することは得意なのです。

ちょうど自動車修理と似ています。ドアがへこんだら板金をしたり、ライトが割れたら部品を交換し、オイルが入っていなければ補充するという感覚です。

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しかし、慢性病の多くは生活習慣や食事やストレスなど「見えない」原因によって、徐々に進行していくものです。

それが「見える」状態になる頃、つまりガン腫瘍ができていたり、血糖値や血圧が異常に高かったりする頃には、もう後戻りできないというケースも少なくありません。

しかも西洋医学は「見える」ものを「見えなく」することだけに焦点を当てますから、悪性腫瘍ができたら取り除く、血糖値や血圧は薬で下げるというアプローチに終始します。

確かにこの方法で一時的に問題は「見えなく」なりますが、そもそもの「見えない」ところの原因は何ら解決されていません。

ですから、悪性腫瘍が再発したり、高血糖や高血圧も薬が段々と効かなくなっていくわけです。

これでは、いつまでも健康にはなれません。

おっちゃんが病院でほとんど相手にされなかったのも、検査で「見える」レベルの異常がなかったからです。

しかし、様々な症状が警告として表れているのにそれを全く無視して、「見える」ようになるまで待っていて、果たして良いのでしょうか?

これでは、津波の警報が出されているのに、実際に津波が「見える」までは逃げるのを「待て」と言われているのと同じです。

こうして西洋医学の限界に気づいたおっちゃんは、「お医者さんのバカ」とつぶやきながら、東洋医学というものについて関心を持ち始めました。

そして救われたのです。(つづく)